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旧東海道のコースには、人里離れた峠道や街灯もない真っ暗闇の土道も数多くあるので、見知らぬ土地で途方に暮れることのないよう、入念に準備することをお勧めします。
行き当たりばったりの旅を楽しみたい方も居るとは思いますが、色々とシミュレーションしながらあれこれと計画を練るのも楽しいものです。

このページでは一日に歩く距離や宿泊場所の事前調査など、筆者が計画した主な項目と内容を記載しています。計画段階の内容が結果的に変わった項目もありますので、実績については各々の案内に沿って他のページもご参照ください。

tkd53 一日に歩く距離
tkd53 何日かけて歩くか・何処に宿泊するか 行程表の作成
tkd53 いつスタートするか 時期
tkd53 何を持っていくか アイテム
tkd53 歌川広重の浮世絵『東海道五十三次』に描かれている場所 広重ポイント
tkd53 海路・七里の渡し(宮→桑名)の代替手段
tkd53 帰り道はどうする? 帰路

tkd53 一日に歩く距離

普段のウォーキングでの歩行速度は約5km/hなので、一日6時間歩くとして30kmはいけるか? マラソンの一流選手は42kmを2時間台で走るんだし。
宿泊料金も馬鹿にならないので、一日で歩く距離を長くして宿泊日数を減らしたい、という気持ちで先輩達のホームページで情報収集してみると、食事や休憩、見学の時間を考慮して一日25km前後が無難とのことでした。
先輩にならい、無理せずにこの数字を採用して正解でした。筆者の場合、30kmの道のりを毎日歩いていたら、おそらく途中でリタイアしていたことでしょう。


tkd53 何日かけて歩くか・何処に宿泊するか 行程表の作成

宿場間の距離を計算しながら、一日25km前後になる様に日程を区切り、地図とホテル予約サイトを見ながら宿泊先の見当を付ける作業を行い、結果を行程表にまとめました。
陽がどっぷりと暮れて、周りに宿泊施設が無い道を歩き続ける羽目にならないために、宿泊先の見当を付けておくのは大切です。
また、旧東海道の沿道には宿泊施設が無い所も多々あるので、当日の最終地点から電車やバスで最寄りの宿泊施設に移動することも頭に置いて行程を組むことをお勧めします。

Walking the 東海道五十三次においては、24時間営業の健康ランドと安いビジネスホテルをピックアップして行程表に記載し、全行程を最短で23日間一日平均21.5kmで歩く計画を立てました。もちろん天候不順などで行程が延びることは想定内です。


(実際に利用した宿泊先は Inn のページに、              
実際の平均距離は Route のページに記載しています)

行程表

Excel
tkd53 自宅が横浜なので神奈川県内と東京都内は自宅と妻の実家(小田原)を宿泊先にすることに。

tkd53 24時間営業の健康ランドは4個所ピックアップしました。

tkd53 電車などを利用して宿泊先に移動した場合、翌日は前日の最終地点まで戻ってスタートすることに。



tkd53 いつスタートするか 時期

歩き旅であれば、必然的に真冬と真夏、それに梅雨の季節を除外して、春の3~5月秋の9~11月が候補になるでしょう。筆者がこの旅を考え始めたのは2015年12月なので、決行するのは次に巡ってくる季節、2016年の春にしました。

前出の行程表の作成や旧東海道に関する下調べや装備品の調達などを2ヶ月かけて行い、3月初旬には準備万端整ったのですが、まだスタートできない理由がありました。そう、このとき筆者はプータロー。失業保険の関係で、あと2回ハローワークに通わなければならない身分だったのです(-_-;)
ハローワークの最終日は3月29日だったので、結局、満を持してスタートを切ったのは3月26日、最終日の3日前でした。最初に歩く東京・神奈川地区は自宅を拠点にできるので、最終日を待たずにスタートできたのです。

tkd53 何を持っていくか アイテム

旅する季節が決まれば服装も決まります。筆者の場合、基本ウェアを2式用意し、一日おきに洗濯することにしました。これにプラスして外食用の正装(?)と朝晩の寒さ対策を兼ねたジャージ。念のために防寒用のウィンドブレーカーと雨用のポンチョも。
荷物はできるだけ軽量コンパクトにしたいところでしたが、衣類だけで中々のボリュームになってしまいました。もう一週間スタートする日を遅らせていたら、ウィンドブレーカーは要らなかったなぁ。
ちなみに使用したデイパックは容量33リットルのものです。
(実際に持ち歩いたアイテムについては tkd53 のページに記載しています)

tkd53 歌川広重の浮世絵『東海道五十三次』に描かれている場所 広重ポイント  

Walking the 東海道五十三次のテーマの一つに挙げた、歌川広重の浮世絵に描かれている場所の撮影。これを遂行するには、事前にその場所(広重ポイント)を把握しなければなりません。広重の東海道作品は何種類もありますが、着目したのは一番有名な保永堂版と呼ばれる作品です。
インターネット、書店、図書館で広重関連の情報をあさり、やっと探し当てたのがこの本です。推測される描かれた場所と、広重の目線の方向が記されています。
Hmap


 書籍名: 広重の東海道五十三次
       八十二万歩の旅

 出版社: 人文社

 Amazonに新品が無く中古品を買いました。
(撮影した広重ポイントは Inn のページに記載しています)

tkd53 海路・七里の渡し(宮→桑名)の代替手段  

江戸時代は船を利用して移動していた宮宿~桑名宿の七里の渡し。
埋め立てが進んでいるなかで海路でつながってはいるが、定期運航している船は無く、年に2、3回のイベントやチャーター便でしか渡れないそうです。
昔の旅人と同じように船を利用したいところでしたが、計画時点ではJR東海道線と関西本線を利用して、熱田駅から桑名駅まで移動することにしました。
(実際に採用した手段は Route のページに記載しています)

tkd53 帰り道はどうする? 帰路

帰りも歩いて... と考えたことは無く。

妻は新幹線を使えと言ってくれましたが、大枚はたいて実現させる長旅なので、節約の意味で高速バスを利用するつもりでした。夜11時頃京都を出て、翌日早朝に横浜着で安いのだと5,000円を切る料金で帰って来られます。今まで高速バスというのを利用したことが無く、一度乗ってみても良いかと思って決めました。
(実際の帰路は Ending のページに記載しています)



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